旅はまるで人生のよう。そこには、さまざまな出会いがあります。場所、人、モノ、コト。
知らない町をドキドキ、わくわくしながら、歩いていくと、その先には何が待っているの?
いつもと違う環境に身をおくことで、新しい自分を発見することもあります。
今回は「わたし」が旅する風景を、ぜひ一緒にお楽しみください。
忙しいようで、退屈なような毎日。これといって不満があるわけじゃないけれど・・・。でも、今いる場所からの出口を探しているような気もする。
そうだ!旅に出よう。いつもと違う場所で、いつもと違う時間の流れのなか、心穏やかに過ごす・・そんな一日があってもいいよね?
見知らぬ町をぶらぶら歩いていると、普段なら気にもとめないコトが見えてきたり、今まで気づかなかった色彩が見えてきたり・・・一人だから見えてくる風景。だから一人旅って楽しいんですよね!さて、どこへ行こう?
今回は、福井から近くて、日帰りでも十分楽しめるコースに決めました!
「万葉集」にも出てくる気多大社は、縁結びの神社として有名で、石川県の能登地方、羽咋市にあるんです。全国から恋愛で悩む乙女たちが多く訪れるとあって、わたしのような女性のひとり旅姿もよく見かけました。
気になったのは「キレイになるお守り」・・・麗しく神聖な「気」が満ちる「入らずの森」があることにあやかり、身を清め、心を癒し、気持ちを綺麗にして美しくなるようご祈祷されたお守りなんだそう。
そうよね~、やっぱり大切なのは綺麗な心よね。
神社って、空気が澄んでいて厳かな雰囲気。いるだけで、背筋がピーンとなって、心が洗われた気がするから不思議。深い森のなかにはいくつもの社があるみたい・・・、よし、まわってみよう!
縁結びの神様~、よいご縁をよろしくお願いしますよ!!(笑)
近くの千里浜(ちりはま)は、車で砂浜を走れる日本でここだけのなぎさドライブウェイ(全長約8km)が楽しめるらしい。今日はひとりドライブウェイを満喫しよう。きゃーっ!!気持ちよすぎっ!!神社とは違う意味で、心の洗濯ができそうです。
でも、心の声・・
やっぱり、これはデートコースにとっておいたほうがよいかもね・・・(^_^;)
少し北のほうへ行くと、能登金剛という景勝地があるのだけれど、あの松本清張の小説「ゼロの焦点」の舞台となったことで、全国的にも有名な「巌門」もあり、まさしくサスペンス劇場!って感じのロケーション。ちょっとヒロインになった気分(笑)、もちろん悲劇のヒロインにはなりたくないですけど・・
ほかにも、能登二見とも呼ばれる機具岩(はたごいわ)夫婦岩があり、夕陽がそれはそれは美しいそうです。増穂浦海岸には、世界一長い、全長460.9mのベンチもあり、一瞬「何のために?」と疑問はあったものの、ま、沢山のカップルがデートに来ても、席の取り合いにはならないからよいか・・とひとり納得しながら、腰掛けてみたのでした。
能登へ行ったなら、やっぱりコレでしょ!ローカルCMでおなじみ老舗菓子処「竹内のみそまんじゅう」・・・女性にも大人気らしく、観光客でいっぱいでした。今も昔も、日本の女性はおまんじゅうが好きですよね♪
家族や友達へのお土産もしっかり買ったし、そろそろ家路へ着こうかな。
家に帰ったら、ゆっくりお風呂につかろう。なんだか今日はぐっすり眠れそう。
明日から、また、恋に仕事にがんばろう!